その少年はまさに好奇心オバケで、目についたものにすぐ興味をもち、親の目を離れてフラフラとどこかに行ってしまうような少年でした。
少年、3歳!

当時3歳の少年は、都内某所に住んでいました。
家のすぐ近くには公園があり、その公園のブランコで遊ぶのが大好きでした。
少年の楽しい毎日の日課!

そんな少年の楽しみはお昼過ぎのお出掛け!
お母さんに手を引かれ、近所のスーパーへお買い物に行きます。
途中、ワンワンと吠えてる犬に元気に挨拶をします。
「ワンワンこんにちは!!!!」
犬は毎日ワンワン吠えており、いつも元気いっぱいの様子。
…
……
………
お母さんの買い物は長い。
少年は退屈なので、スーパー入口にあるガチャガチャを眺めて過ごします。
基本的に車系のガチャが好きな少年。
今では200円〜500円ガチャがあたりまえですが、当時は100円ガチャしかありません。
ちなみにガチャは3日に1回という決まりがありました。
悲しい。
公園で遊ぶぞ!!

お買い物が終われば待ちに待った公園!
少年はこの公園のブランコがお気に入り。
いつものようにブランコに駆け出していく少年。
お母さんは遠くから見守ってくれてます。
…
……
………
ブランコまで駆けていくと、そこには少年の「友達」が待ってます。
その友達は恐らく当時20くらいの女性で、いつも同じ時間にこの公園に遊びにきています。
白い服に長い黒髪が映える美人でした。キャービジーン‼︎
少年はその女性を「お姉ちゃん」と呼び慕っていました。
…
……
………
お姉ちゃんはブランコに座る少年の背中を押してくれます。
少年はそれが楽しくて、いつもニコニコ笑っていました。
そのお姉ちゃんは3歳の少年のよくわからない話も、うんうんと頷きながらちゃんと付き合ってくれていました。
これが少年の1日
お姉ちゃんにたくさん遊んでもらった少年はバイバイして、くたくたになりながら帰宅します。
帰りもワンワンと鳴く犬に挨拶をし、帰路に着くのです。
そして大人になった少年

少年は大人になっても好奇心おばけのどうしようもないやつに成長しました。
住まいもドドドド田舎に変わっており、順風満帆な都会生活からかけ離れブツブツと田舎ディスを繰り返す日々を過ごしていました。
…
……
………
そんな彼でしたが、突然ふと思い出します。
ああ、そういえば俺、小さい時は都内に住んでたんだっけか。
大人になった彼は当時住んでいた場所がどんな景色になっているのか、
遊んでいた公園はどうなっているのか、
ちょっと気になりました。
ちょっとした旅気分でいつか車で行ってみたいなと考えます。
しかし住んでいた当時は3歳程のキッズ。詳細な住所も分からないので父親に住所を聞くことにしました。
そんなの、居なかったんだよ

仕事でほぼ家にいない父親が帰ってきた時、彼は質問をします。
当時住んでた所の住所ってどんなん?
父親は「懐かしいなぁ!」と言いながらGoogleマップで住所を教えてくれました。
それをしっかりメモし、時間に余裕のある時に行こうと心に決めます。
…
……
………
続けて彼はこう言います。
そういえば公園で遊んでくれてたお姉さん、今いったい何歳になってんだろうねw
父親はそれに対してこう言います。
「そんな人は居なかったんだ」
「お前がお姉ちゃんって呼んでた人は居なかった。いつも独り言を喋りながらブランコに乗ってた」
「こっちもそれが凄い怖くなって、そのブランコには近づかなかった」
「なんなら“ワンワン”と呼んでた犬も居なかった」
「まじでお前怖かった」
最後に
この少年、俺のことな!!!!
まじビビるよね。
ちなみにそのお姉ちゃんの格好とか顔とか結構覚えてる。まじ美人だった。
でも気掛かりなのは、確かいつも同じ服だったような気がする。
当時はなんも気にしなかったけど、今思えばちょっと不思議だよねー。
ちなみにゲコブログが初めて金縛りを体験した時、目の前に女性の霊みたいなの出てきたんだけど、「お姉ちゃん」と同じ服装だった気がしてる。
髪も黒髪でロングだったし。
その後の金縛りはもう人が出てきたりはしてないんだけど。はじめての一回だけ出た。
くそ怖かった。
…
……
………
だーーーーれだ嘘とかいったやつ!!!まじだよ!!
なんなら俺の方が嘘かと疑ったわ!
でも親父ってそんなしょーもない嘘つかないし、ほんとの事なんだと思う。
…
……
………
ー次回、現地に行くー
コロナウィルスが落ち着いたらな!!!
おわり!!!
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